包茎の治療方法とメリット、デメリット

包茎の治療方法とメリット、デメリット

包茎の治療方法とメリット、デメリット

包茎とは、亀頭が陰茎部を包む皮膚(包皮)に覆われている状態のことをいいます。包茎は以下の3つに分類されます。
・真性包茎…陰茎部を覆っている包皮の包皮口が狭く亀頭が全く露出しない状態
・嵌頓包茎…亀頭を露出することは可能だが、亀頭の根元に痛みや締めつけがある状態。場合によっては包皮を元に戻せなくなったり、血流が阻害され循環障害に陥る。
・仮性包茎…勃起時には痛みや締めつけを感じることなく亀頭を完全に露出できるものの、包皮が過剰なため通常時は亀頭の全部または一部が包皮に覆われている状態
包茎の治療は保存療法と手術療法があります。一般的な保存療法は、手で包皮を根元方向へめくるようにして引っ張り(用手翻転法)、ステロイド軟膏を包皮口の部分に塗ります。再び包皮を元の状態へ戻し、これを繰り返すことによって徐々に包皮口を広げていきます。この治療方法は痛みがなく、外科手術を行わないので手術痕が残りません。ただし、この方法は真性包茎を仮性包茎の状態にするための、いわば包茎の状態を軽減させるのに有効な方法と捉えられており、完全に包茎を治療できない場合があります。また、治療に時間を要すため即効性はありません。
手術療法は環状切開術もしくは亀頭直下埋没法といわれる外科手術が一般的です。環状切開術とは陰茎の真ん中あたりの余分な包皮を環状(輪切り)に切除し縫合するといったものです。この手術は比較的容易であるため失敗が少なく時間もかかりません。また、性感帯である包皮内板を切除しないため、術後も感度が保たれます。デメリットとしては、見栄えがよくないことがあげられます。縫合部位が陰茎の真ん中あたりであるため、亀頭付近のピンク色の包皮と根元付近の黒ずんだ包皮のツートンカラーが目立ち、手術痕も目についてしまいます。しかし、ツートンカラーに関しては、時間の経過とともに色が馴染んでいき解消されていきます。一方、亀頭直下埋没法は亀頭のすぐ下の部分にある包皮を切除し、カリの下で縫合します。カリの下で縫合するため手術痕が目立たず、見栄えがよいのがメリットです。しかし、環状切開術に比べると手術の難度が高く、医師の技量に影響をうけやすいのが特徴です。また、包皮内板を切除するため術後の感度が鈍くなります。


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